Nっ子ネットワーク カンガルーの親子

1500g未満で生まれた子供たちのための親子の会「Nっ子クラブ カンガルーの親子」の日々を綴っています。
0512345678910111213141516171819202122232425262728293007

6月度定例会「就学についての学習会」 

6月21日 木曜日 6月度定例会を行いました。

今月のテーマは「就学について」 。このテーマ、実に関心が高く、カンガルーの親子メンバーだけでなく、療育先のお友達なども多数参加。会場は満員でした。
P1050853.jpg 
講師は大学教授で臨床心理士のT先生。いつも学生ボランティアの募集などでお世話になっている先生です。学校などの相談員、スクールカウンセラーなどもされていて、乳幼児から小中高生、そして成人までと守備範囲の広い先生です。

そんな臨床心理士としての経験、そしてご自身の子育てからくる経験を交えながら、テンポよくお話をしていただきました。
時折参加者から笑いも起きる・・・とっても中身の濃い1時間半でした。

参加者も1歳のNっ子ママから、本格的に就学を考える時期の方、今年1年生、5年生、高校生のNっ子ママまでお子さんの年齢の幅もかなりありました。それでも、それぞれのお母さんが、それぞれの立場に応じた何かしらの「キーワード」を見つけることができた時間だったのではないかなと思います。
しかも、時折、参加者から笑いが起きる・・・。そんなお話ができる講師の先生には脱帽です。

まずは先生のお話の覚え書き。
*学校に行くということはどういうことか
  学校と保育所、幼稚園など園の違い
  「教科」があるということ
  学校や先生方にはたくさんの基準・達成目標がある
  学校は先生の目の届かない時間が多くなる場所であること

*送り出す保育園や幼稚園の先生方と迎え入れる学校の先生方の「この子」に対する認識のズレ

*学校の先生方から実際に受ける子供たちに関する相談内容

*保護者が「我が子」に身につけてほしいこと学校の先生が「この子」に身につけさせたいことのズレ

*幼稚園の年長児さんはその子の現時点での最高の状態であること
 小学校にあがるとそのまま継続的には伸びず、一旦落ちると思っていたほうがいい
 子供は小学校という新しい環境、先生、友達にとても戸惑ったところから始まるから

*学校は、45分座っていれる子=支障のない子、問題のない子と捉えがち
  ただ座っているだけのこともあるので注意

*IQ、発達の問題・関係性、集団、社会性、コミュニケーションの力 のこと

*ここ数年、低学年は支援学級だった子が高学年から普通学級へ戻るケースが出てきている
  1,2年生を支援学級でゆっくり学校、環境、行事などに慣れ、伸びた子もいる

*就学時検診、判定会議、判定基準(支援学校と支援学級、支援学級と普通学級の基準)といった具体的なお話
  判定会議はあくまでも書類の数値でのみ判定が出る。そこから具体的な話し合いを。
 

*モノマネで上手くきてた子もいるが、モノマネが通用するのは1年生まで
  その後は自分で考えることが必要
  ゆっくりじっくり自分で考えることのできる場所を選んであげることが大切
 
  学習は内容が概念的な学習が増える4年生以降グッと難しくなる
先生から、
「学校」はその子の人生にとってあくまでも通過地点であるということを覚えていてほしい
という言葉もありました。

目指すべきところは、子供が将来どんな大人になってほしいか。何を目標にしていくかをぶれずに大局的に見ていくことが親の役目だというお話でした。

その後、お母さん方から出てきた質問にも丁寧にお答えいただきました。
質問の合間には、実際に今年1年生に上がったお母さん方に、就学までにどんな感じだったかもお話していただきました。
早産未熟児さんは、療育に行くまでもなかったお子さんでも、果たしてちゃんとついていけるのだろうか、発達が追いついているんだろうかと、問題になることはないのだろうかと、やっぱり就学・入学はかなり心配で気になること。
障がいが残っていなくても、体格や体力の差が気になったり、未熟児網膜症で近視、眼鏡という問題もあったりするようですね。

先生のお話には、成長や発達に心配な子供たちの就学のお話だけでなく、兄弟児たち含めた子育てにとっても大切なエッセンスがたくさん詰まっていました。

ある事例を引きながら、「子供たちは一人一人ちゃんと解決策を持っているのだ」と言うお話もしてくださいました。
子供が持っている解決策を大人は知らないだけ。大人が新しい解決策をドンドン与えるよりも、「どうしてるの?」と聞いていくほうが、その子のやれること、やっていることが出てくる。そして、「素敵な方法を見つけたんだね。いい方法だね」と褒めてあげるほうが先に進む。「こういうしたほうがいいよ」と言われると、子供には否定にしか聞こえない。
リスクのある子、心配な子でも解決するために自分でなんとかしている。話ができる子はしっかりそのお話を聞き、お話が出来ない子ならしっかり観察してあげる。日常的にお母さんがそうしてあげ、受け止めてあげることができたら、子供は楽になる。
子育ては「植物モデル」というお話も、みなさん、ウンウンと聞いていらっしゃいました。
子育ては飼育ではない。もともとある球根、私たちにはわからないけれど最初から何色の花が咲くかは決まっている。その決まっている物をいかにすべてを出し、綺麗に咲かせるか。
赤い花が咲く予定のものを勝手に白い花を咲かせようとするのは大間違い。どんな花が咲くんだろうとよく観察して、適切な時に、適切な量の水をやり、陽をあて、肥料を与える。必要な物をちゃんと補充して、出せるものを全部出せるかどうか。
小学校はまだまだ先というお母さんには運筆の練習の仕方、筆圧が弱い間は、クレヨンよりクレパスで描くことのほうが子供にとって分かりやすく面白いという話や提案もありました。他にもいろいろな質問、悩みに対して先生の体験を交えた具体的な提案をいただきました。

もっともっと、先生の子育て体験談を・・・という空気に包まれていましたが(今回のテーマは1いったいなんだ?)1時間半の学習会はあっという間に終了。
(実際にはここに書いた以上のたくさんのメッセージがたくさんたくさんありましたよ)

学習会終了後も、個別に先生に相談をされているお母さんが途切れませんでした。

先生のお話を聞いて、何かしらつまづきのある子も、何の心配のない子も、丁寧に丁寧に水やりをしながら子育てをしていきたいなと思いました。

参加者のみなさんは先生のどんな言葉が心に響いていますか?



来月の定例会は7月19日、母子同室でフリートークを予定しています。
その日の参加者でテーマが決まる?!いろんなお話ができたらいいなと思います。


by万
関連記事
スポンサーサイト
【 2012/06/21 (Thu) 】 事業報告 | TB(1) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

まとめtyaiました【6月度定例会「就学についての学習会」 】
6月21日 木曜日 6月度定例会を行いました。 今月のテーマは「就学について」 。このテーマ、実に関心が高く、カンガルーの親子メンバーだけでなく、療育先のお友達なども多数参加。会場は満員でした。
【2012/06/27】 まとめwoネタ速neo
プロフィール

Nっ子ネットワーク カンガルーの親子

Author:Nっ子ネットワーク カンガルーの親子
福岡・筑紫エリアを主な活動拠点としている1500g未満で誕生した体出生体重児のための親子の会です。毎月開催するカンガルー広場(学習会や茶話会など)、ピア傾聴講座、カンガルーサロン(飯塚病院、福岡徳洲会病院)、その他様々な活動を展開しています。

会へのお問合せはホームページ、またはこのブログのメールフォームをご利用ください。

各集まりの日程は予定表をご覧ください。

facebooページ≫https://www.facebook.com/kangaroo.oyako/
twitter≫@kangaroo_oyako
LINE@≫@zop2419t
mixiID≫63965850

ツイッター
LINE@
友だち追加
会員用掲示板
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム